パンチングメタルNOTEBOOK

パンチングメタル製品に関する製作上
の技術情報や、パンチングメタルにまつ
わる加工や表面処理等の情報を、日記
形式で随時追加し、公開しています。

2009年 2月より悪戯目的の書き込み
防止の為、御来往者様の記事への直接
の書き込みができなくなりました。

ご意見・ご質問等は、下記アドレスまで
お問い合わせ下さい。
eigyoubu@inadakanaami.jp



稲田金網株式会社運営サイト

【No.31】 記事タイトル:パンチングメタルの目隠しバネル利用

パンチングメタル(http://www.inadakanaami.jp/45712865/)を『目隠しパネル』用に
御使用になりたいという相談を頂きます。
『目隠しパネル』用のパンチングメタル製品というのは、規格として決まっているわけでは有りませんが、
基本的に開孔率が低く多少でも空気や光を通すパネルを希望されています。
実は、当社ビル内に上記の条件でパンチングメタルを使用したい箇所があり、各種パンチングメタルを検証しました。
一般的にベランダ等に使用されるパンチングメタルが40.2%ですから、そこから開孔率を落としながら、比較していきました。
パンチングメタル寸法 H900XW1500 検証位置は、パネルから2m。
40.2% はっきりと向こう側に何があるかが判別できます。薄い色のアクリル板を
      通して見たような印象です。風通しは良い。
22.6% まだはっきりと向こう側に何があるかが判別できます。少し濃い色の
      アクリル板を通して見たような印象です。風通しも良い。
10.1% ある程度向こう側に何があるかがわかりにくくなります。濃い色の
      アクリル板を通して見たような印象です。風通しは、少し悪くなります。
5.25% 向こう側に何があるかが穴を直接覗かないとわかりにくくなります。
      風通しは、辛うじて保たれている程度。
上記は、5φ穴のパンチングメタルでした。
実は今まで10%位に開孔率を落とすと、かなり『目隠しパネル』としての効果が得られると
考えていましたが、今回のように近い距離での目線が対象となると、5%位に落とさなければならない事がわかりました。
全ての穴の大きさで、上記開孔率が実現できるとは限りませんので、諸条件により御相談下さい。

記事一覧に戻る