パンチングメタルNOTEBOOK

パンチングメタル製品に関する製作上
の技術情報や、パンチングメタルにまつ
わる加工や表面処理等の情報を、日記
形式で随時追加し、公開しています。

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【No.22】 記事タイトル:パンチングメタルのバルコニー等での使用について

パンチングメタル(http://www.inadakanaami.jp/45712865/)を建築物の
外部のバルコニ−や手摺に御使用頂く事が、よくあります。
一般的にアルミの2Tの厚みの板が多く、住宅関係では、子供さんの指が入らない程度の丸孔ですと
6φ程度で、開孔率が30から40%位の物が、比較的によく使われます。
表面処理は、塗装(アクリル両面焼付塗装)又は、アルマイト仕上げにされます。
但し、ご選択される孔やピッチが細かいと、パンチングメタル製作時に、
両面養生して製作出来ないため、裏面の養生なしで、打ち抜く為に、裏面に擦り傷が残り、
アルマイト仕上げの場合、小傷が残る場合があります。(塗装の場合は、小傷は、隠れてしまいます)
ステンレスを御使用の場合には同上の理由で裏面に傷が残り後研磨をするとかなりコストがかかります。
今までに何度も、ステンレス研磨板を両面養生して製作してきましたが裏面に養生(SPVテープ)をすると、
どうしても裏面にカエリが出て、手で触ると危ない事と、表面の孔がダレてしまい、大げさに例えると、
斜めから見ると、楕円のような形状にみえる可能性があります。
もっとも大きな穴とピッチであればアルミ・ステンレスとも上記次項の問題が軽減される事になります。
また、予算の関係で鉄材のパンチングメタルをご選択される場合がありますが、
外部の雨ざらしの状況下では、例え焼付塗装で仕上げても、数ヶ月で確実に孔の小口から錆びてきます。
特に白系の薄い色の塗装は、目立ちやすく、お奨めできません。
バルコニーや手摺部のパンチングメタルの製作は、建築金物の御使用としては、比率が高く中々一口にご説明する事が困難です。
図面その他、企画やイメージ図が有りましたら、御相談頂ければ、個別に対応させて頂きます。

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