パンチングメタル(http://www.inadakanaami.jp/45712865/)を亜鉛鍍金処理する場合があります。
下記にその例と注意点を記載します。
[パンチングメタルを打抜後、溶融亜鉛鍍金処理する場合]
高温(480℃)の槽での表面処理なので、パンチングメタルに歪みが出る場合があります。
(板厚1.6T以下は、確実に歪みます。2.3T以上を推奨します)
但し、穴とピッチによります。
平成２年頃から数年間、大阪市営また府営の集合住宅の、手摺や目隠し等に採用され、当社も当時沢山のご注文を頂きました。
試作テストでも、1.6Tを使用すると、鍍金後に歪みが生じ、取付穴間で浮いてしまう現象がありました。
2.3T以上にすると全く歪みが生じないとは、申し上げられませんが、約300mmピッチで、ビス止めする事を仮定して、ある程度下地にそった取付が出来ました。
ビス止めする事を仮定して、ある程度下地にそった取付が出来ました。
またその時は、大阪の鍍金専門業者のオ－エム工業さんに多く品物を納めさせていただきましたが、パンチングメタルの鍍金に様々な工夫を採用されていて、仕上がりは良かったと記憶しております。
先日、大手ゼネコンの大林組さんの、設計の勉強会にパンチングメタルの説明に呼んで頂いた際、
亜鉛鍍金の説明に来られていたのが、オ－エム工業さんで加工の性質上、少し粗っぽいと私が感じてる(失礼)印象を、払拭させるような対応の説明を受け、あらためて好印象を持ちました。
[溶融亜鉛鍍金処理済鋼板(ＳＰＧ)の板をパンチングする場合]
打ち抜いた穴の小口の鍍金が取れ、鉄地のままになります。
パンチングをする際の、脂がそのままになります。
短納期で対応できます。
[電気鍍金処理(ユニクロ、ジンクロ等)]
鍍金の付着料が少ない為、外装用にはお奨めできません。後塗装が必要と思われます。
お名前：桂川 公男
教えて下さい！！仕事上で「スーパーダイマパンチング」という材（パンチング材の亜鉛メッキの既製品？）という物があると教えてもらいました。
どこで調べれば判りますか？すみません。教えて下さい。
お名前：稲田金網株式会社 専務取締役 稲田肇 参照URL：クリック
御質問の件です。
スーパーダイマと言う板は、新日鉄の商品で特殊な亜鉛メッキ処理をした板で、簡単に言えば、
通常の亜鉛メッキ板を切断や穴明加工(パンチングメタル)をすると、その断面から錆びてくるところ、
この表面処理鋼板は断面を亜鉛が覆う性質がある事から錆びにくく、加工後の亜鉛メッキ処理が不要とうたっている板です。
よってその板を使って仕上げたものがスーパーダイマパンチングメタルです。
日清製鋼の同様の商品は『ＺＡＭ』と言います。
さて、実はこの板を使用して今年３月に３５０㎡の外装用パンチングメタルを納めました。
上記錆びに対しての件で製作前にメーカーに設計事務所さんへの説明を求めましたが
同行できないとの事。もちろん錆びに対する保障も得られなく、数量が多い事もあって躊躇っていました。
結局１ヵ月の外部での試験を試みて、ＧＯサインをもらい納入しましたが実は、その時の試作品を今でも当社で雨ざらしにして、観察しております。
そしてまさにその動向をこの掲示板に掲載しようと計画していた所です。
メリットは、下記の通りです。
加工後のメッキが不要なのでコストがやや安くなること。
亜鉛メッキ処理は、１０φ以上の穴のパンチングメタルしか対応してくれないので、それ以下の穴に対応出来る事。
亜鉛メッキによる歪みがない事。
特に最後のメリットが大きいですね。
現状御使用を検討されているなら、直接御相談下さい。
但し錆びにたいしたメーカーは動きません。
お名前：稲田金網株式会社 専務取締役 稲田肇 参照URL：クリック
書き忘れましたが、私が知る限り現物はありません。
板購入後の受注生産です。
もちろん当社も対応できます。
お名前：稲田金網株式会社 専務取締役 稲田肇 参照URL：クリック
スーパーダイマのパンチングメタルの標準在庫品がそろいましたのでお知らせ致します。
板厚 0.8T,1.0T,1.2T,1.6T
金型 丸十,3DX5P,5DX8P,6DX9P,8DX12P,10DX15P
寸法 3'X6'(914X1829) 4'X8'(1219X2438)
在庫状況及び価格は、直接お問い合わせ下さい。
