パンチングメタルNOTEBOOK

パンチングメタル製品に関する製作上
の技術情報や、パンチングメタルにまつ
わる加工や表面処理等の情報を、日記
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【No.13】 記事タイトル:パンチングメタルの曲加工

パンチングメタル(http://www.inadakanaami.jp/45712865/)の曲加工について
パンチングメタルを曲加工する際、よく問題になる事で、孔が明いている箇所を曲げるとラインがすべり、寸法が出ないことです。
これは、アタリで、曲げようとしても穴の端の強い方へ逃げてしまう事が原因です。
この対策として、パンチングメタルを切断する際、なるべく目あわせをして、良いポジションで曲がるように想定しますが、うまくいきません。
「この寸法だけは守って欲しい」「マイナスめにして欲しい」等のご要望がありますが、実際にはその時の寸法により予想できないのが現状です。
他の対策とすれば、板厚の厚い物用の金型でRが、ややつくように曲げ、たたいて寸法を出す等が考えられます。
穴の明いている箇所を曲げる事が、意匠に関わる場合は別として、寸法精度をあげるには、その部分は、パンチングを抜かないで、余白をあけたほうが得策です。
もちろん別注対応となります。
その余白を設ける場合でも、曲箇所からパンチングメタルの穴の部分まで、穴にもよりますが、10mm位はあける必要があります。
なぜなら穴がめくれてしまうからです。
垂直に見ると穴が引っ張られて、変形している事がわかります。
また、曲加工をお客様の方でされる場合は、パンチングメタルの展開図を作成する際、延び代をお知らせ下さいます様、お願い致します。

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