パンチングメタルNOTEBOOK
パンチングメタル製品に関する製作上 の技術情報や、パンチングメタルにまつ わる加工や表面処理等の情報を、日記 形式で随時追加し、公開しています。
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夕方以降、特に建築関係の積算業務の方からの多いお問い合わせです。図面や積算資料に、「パンチングメタル」とだけ明記されていて、板厚や孔等のご指示はなく、パンチングメタル範囲寸法のみの記載の様な場合です。この場合、パンチングメタル業者にとっては、算出するのが困難です。でも今晩中に積算資料を作成しなくてはならない。その際の両方の立場の背景は下記のような事です。パンチングメタル業者の言い分1.材質(鉄・ステンレス・アルミ)によって材料代が著しく変わる。2.穴形状により工賃価格が変動しかつ材質によりその穴が対応できない ことがある。3.パンチングメタルの範囲(H3000XW18000)と言われてもどう割り付ける かにより工賃が変わる。4.表面処理(塗装やアルマイト)により材料が変わる。等々お問い合わせの方の背景1.図面にそれしか書いてないんだから、適当に用途を想像して答えてく れたら良いのに。2.何も1000円単位の金額を聞いていない。全体で50万か100万 か聞きたいだけ。3.そちらに頼むわけないから、そんなに難しく考えず答えてほしい。4.要するにパンチングメタルが高かったら他の物になるのだから。等々私は、物件により上記の両方の立場で動く機会があるので気持ちはよくわかります。このような背景には、パンチングメタル業界の組合や工業会がなく規格が全国的に統一されていない事が大きく影響しています。孔形状が各メ−カ−(と言っても従業員100人で大企業。)が独自に金型をカタログに記載、そしてその種類は膨大な種類でかつ金型の大きさが違うため、パンチングメタルの仕上がりが変わらないのに価格が違ってきたりと、標準という概念がないのが影響します。とは言え、建築の最初の予算取りの時にすべて決まっている事もあり得ないので何とか算出しなければならない。当社の常時お取引して頂いているお客様にはもちろんインタビュ−形式で御相談しながら最終的にある程度算出して対応していますがその背景には今までの経験値が加味されています。難しいのが、初めてのお客様です。どの程度パンチングメタルを御理解頂いているのかがわからないからです。そこで下記は最低御理解の上お問合わせ頂きましたら、ある程度の価格を算出致します。1.材質を決めて頂く事。2.最終表面処理を決めて頂く事。3.比較的標準な8φX12P位の千鳥位で算出。4.広幅の機械での製作は高くつくので割り付けは1200X2400までにする。5.間違っても「お問い合わせの方の背景」の項目3.は言わない事。6.正式な見積書はお出しできない事。以上ご検討下さい。
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