パンチングメタルNOTEBOOK

パンチングメタル製品に関する製作上
の技術情報や、パンチングメタルにまつ
わる加工や表面処理等の情報を、日記
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【No.64】 記事タイトル:パンチングメタルの電解着色

アルミパンチングメタルの表面処理方法として電解着色があります。

電解着色とは、アルミニウムの着色法で、耐食性を増す電気分解1次の
酸化被膜の生成の後に2次の電気分解で金属酸化物の吸着で着色することで、色は大きく分けて、ステンカラ−・ブロンズ・アンバー・ゴールド
・ブラックで、アルミ押出材製品の各メ−カ−の近似色に対応できます。
また「電解2次着色」、「2次電解着色」とも言います。

ただ下記の問題点がありますのでご注意ください。
1.ピッチの細かいパンチングメタルは、加工時に裏面に養生できない為
 傷がつき、電解着色後も跡が残る事。
2.手摺等のアルミ押出材は 6063を使用しているので、パンチングメタル
 で通常使用するA1050やA1100の板材とは少し仕上がりの色が変わって
 くる事。
3.電解着色の仕上がりに「色ムラ」を出さない為にアルミ国内材の1級品
 を使用する為、材料代が高くつく事。

その他御使用方法による加工の違いによる注意点がありますので、御相談下さい。

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