パンチングメタルNOTEBOOK

パンチングメタル製品に関する製作上
の技術情報や、パンチングメタルにまつ
わる加工や表面処理等の情報を、日記
形式で随時追加し、公開しています。

2009年 2月より悪戯目的の書き込み
防止の為、御来往者様の記事への直接
の書き込みができなくなりました。

ご意見・ご質問等は、下記アドレスまで
お問い合わせ下さい。
eigyoubu@inadakanaami.jp



稲田金網株式会社運営サイト

【No.2】 記事タイトル:パンチングメタルの金型について2

パンチングメタルは、金属板に沢山の孔が明いたものである。
そしてその沢山の孔を安価で効率的に抜く為に、複数本のピンで組んだ金型を用いて対応している。
そこで組んでしまった金型を利用する事になるが為の、変えれない法則性が生まれる。
この事が、単に板に孔を明けるだけのものを、少し複雑な事に思われる原因となっている。
ただ1本ずつ打ち抜くなら、縦横無尽に孔を配する事ができるが、孔数が増えれば、その分コストアップに繋がってくる。例えば、当社カタログNO.58の5φX8pで1mX1mの板に全面に抜けば、17000個以上の孔を抜く計算になる。
時間に換算すると、セッティングを含めると、3時間位かかるかもしれない。
それを組んだ複数金型(大きさにもよるが)で抜くと15分で仕上げる事が出来るというメリットがあります。
では、どんな事が変えれない法則性かというと、
当社HP『金型と配列について』に記載している図のように、
ジグザクに配列された金型が、左から右へ連続して打ち抜かれる為、最終の仕上がりが、パネルの左下角と、右上角には、孔が配されない事などがあります。
私的印象では、全体のシルエットとして、あまり気にならないと思いますが、意匠によっては、角に孔が必要になり、1本針にて抜き足していく工程を追加しています。
勿論、費用は、2工程になる為、アップします。
これは単なる一例ですが、コストと意匠の重要性をご判断頂き、検討頂ければ幸いです。

お名前:前阪 隆司
A1050 t0.4 941.5×372 0.5D×1.1P 60度チドリのパンチングメタルを検討しています。
機能上平面性を重視しているので、縁なしの加工物を定盤に置いた状態で、四隅の反りが1mm以下程度になるよう矯正仕上げすることは可能でしょうか?
また、打ち抜き加工は全て御社の社内で行なわれているのですか?以上 ご回答よろしくお願いします。

お名前:稲田金網株式会社 専務取締役 稲田肇  参照URL:クリック
お問い合わせの件ですが、当社では0.5DX1.1P(1.09P)は、ステンレスの0.3T及び0.4Tを定尺(1000X2000)で対応していますが、お問い合わせのアルミを含め別注対応は出来かねます。
このパンチングメタルは、穴もピッチも細かく対応できるメーカーも限られます。
私の知っている限りでは、神戸のN社でしょうか。
当ホームページで他社の宣伝はしたくないので、調べてみて下さい。
お分かりにならない場合、当社に直接御連絡下さいましたらお教えします。

記事一覧に戻る