金網NOTEBOOK
金網製品に関する製作上の技術情報や 関連する加工や表面処理等の情報を、 日記形式で随時追加し公開しています。
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クリンプ金網(JIS G3553)( Crimped Wire Cloth)は線材を歯車によってクリンプ加工(凹凸の波)したものを、 縦線横線を、織機の定められた位置に配列し、交互に上下する縦線の間に、横線を直角に供給して織り上げていく金網です。 クリンプ金網は線径の太さと網目の内々の開き目で呼称し、1.5φX10mm目と表します。 平織のように細かい網目を作れないので、通常は、○○meshとは呼びません。 一般的には、焼肉用の網や防鳥金網などに使用されていますので、ご存知かと思いますが、平織りに比べ簡単な織り方なので、目合いを比較的自由に出来ます。 網目は、6mm以上から100mm位が製作範囲であるが、これは、使用する線材の太さと関係し、 細かい目では、線径の4倍以上とされており、6mm目の金網の線径は、1.5φの線材以下で製作可能、 また100mm目の金網は、最低4φ以上の太さがないと、網目を維持できない等の問題があります。 (線材の波で止まっているだけなので、抜けてしまう) 一般的に使用されている物を例に出すと、焼肉用の金網は、1.5φ×10mm目、焼肉専門店では、 少し太い1.9φX10mm目、ホ−ムセンタ−などでは、1φ位の細い線を使ったものも見かけます。 (当社取り扱い外) また、物の篩い分けを目的とした場合、線径にもよりますが、1mm刻みで網目を製作できる利点もあります。