金網NOTEBOOK

金網製品に関する製作上の技術情報や
関連する加工や表面処理等の情報を、
日記形式で随時追加し公開しています。

2009年 2月より悪戯目的の書き込み
防止の為、御来往者様の記事への直接
の書き込みができなくなりました。

ご意見・ご質問等は、下記アドレスまで
お問い合わせ下さい。
eigyoubu@inadakanaami.jp



稲田金網株式会社運営サイト

【No.26】 記事タイトル:クリンプ金網とは

クリンプ金網(JIS G3553)( Crimped Wire Cloth)は線材を歯車によってクリンプ加工(凹凸の波)したものを、
縦線横線を、織機の定められた位置に配列し、交互に上下する縦線の間に、横線を直角に供給して織り上げていく金網です。
クリンプ金網は線径の太さと網目の内々の開き目で呼称し、1.5φX10mm目と表します。
平織のように細かい網目を作れないので、通常は、○○meshとは呼びません。
一般的には、焼肉用の網や防鳥金網などに使用されていますので、ご存知かと思いますが、平織りに比べ簡単な織り方なので、目合いを比較的自由に出来ます。
網目は、6mm以上から100mm位が製作範囲であるが、これは、使用する線材の太さと関係し、
細かい目では、線径の4倍以上とされており、6mm目の金網の線径は、1.5φの線材以下で製作可能、
また100mm目の金網は、最低4φ以上の太さがないと、網目を維持できない等の問題があります。
(線材の波で止まっているだけなので、抜けてしまう)
一般的に使用されている物を例に出すと、焼肉用の金網は、1.5φ×10mm目、焼肉専門店では、
少し太い1.9φX10mm目、ホ−ムセンタ−などでは、1φ位の細い線を使ったものも見かけます。
(当社取り扱い外)
また、物の篩い分けを目的とした場合、線径にもよりますが、1mm刻みで網目を製作できる利点もあります。

記事一覧に戻る