金網NOTEBOOK

金網製品に関する製作上の技術情報や
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【No.24】 記事タイトル:溶接金網(WM)(JIS G 3551)について

溶接金網(http://www.inadakanaami.jp/76435070)は、縦、横の鉄線を直角に重ね、
これをスポット溶接(電気抵抗溶接方式)によって製造されます。
溶接金網の発端は、1850年(嘉永3年)頃、フランス人と英国人によって鉄網で、
補強してコンクリ−トの抗張力を高める為に考案されたのが始まりであると言われています。
その後、この技術がドイツ人により鉄道や土木工事に採用され、急速に一般に普及するようになりました。
用途的には、上記土木工事向け、落下防止、手摺等、また什器関係、パーテイション等、装飾材料にも使われています。 金網としては、大きさに対して、非常に安い部類に属しますので、空間を仕切る金網として、とくにディスプレイ関係に需要があります。
在庫品は、ステンレスと鉄が有ります。
ただ、30mmP、50mmPの格子位の網目が一番細かく、それ以上の細かい溶接金網はない事と、
アングル等ではさむ時、線材の倍の厚みが必要になる事等が時々問題になります。
網目の問題は、『ファインメッシュ』(細かい溶接金網)がありますが線材が太い物がないため、
強度がかからない所には、対処できます。
スポット溶接のための、重なり合う厚みに対する問題は、
『スーパークロスメッシュ』という商品は、突き付け溶接のため、厚みはそのままなので、適しています。
(但しコストがかかります)

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