金網NOTEBOOK
金網製品に関する製作上の技術情報や 関連する加工や表面処理等の情報を、 日記形式で随時追加し公開しています。
2009年 2月より悪戯目的の書き込み 防止の為、御来往者様の記事への直接 の書き込みができなくなりました。
ご意見・ご質問等は、下記アドレスまで お問い合わせ下さい。 eigyoubu@inadakanaami.jp
稲田金網株式会社運営サイト
← 金網専門販売サイト/金網屋どっとネット
← パンチングメタル専門サイト/パンチング屋どっとネット
← エキスパンドメタル専門サイト/エキスパンド屋どっとネット
『織金網』(http://www.inadakanaami.jp/45867596/)の代表的な物は、 『平織金網』(Plain Weave)です。 一般的に皆さんが『かなあみ』と呼ばれているのは、この金網が多いと思います。 この金網は、縦横の針金を一定間隔で、相互に上下にくぐらせる様に編みこんだ物で網目が10mm位明いた物から、網目が0.02mmしか開いていない、言わばシルク生地の様な物まで、種類があります。 (膨大な種類で、0.1単位で商品があります) そこで、この膨大な種類の『平織金網』呼称するにあたり、独特の単位で『mesh』(メッシュ)を用います。 これは、1inch(インチ)1辺の中に、いくつ網目の数があるかと言う事で、商品を選別する単位です。 (1インチ=25.4mm) 皆さんの身近な金網として、網戸に張ってある防虫金網は、16meshです。 定規等で計ってみてください。25.4mmの中に16個の網目があるはずです。 ちなみに、一番粗い目の平織金網は、1.5meshの開目が14.93mmで、一番細かい金網は国産では、 635meshで0.02mm目です。 こんな細かい金網をどんな用途に使うのかと、よく聞かれますが、0.01の微粒子を篩い分けするには、 応じた金網が必要だからです。 金網の在庫表でも、沢山の種類が掲載されていますが、勿論ご注文の際には、 「○mm位の開き目の金網」とおっしゃって下されば、対応できます。 あと網目が決まれば、線径(線の太さ)を選択する必要が有ります。 同じmeshでも、色々な線の太さが、用意されています。 これは、ご使用になる場所の条件により、加重がどの程度あるのか、金網を止める方法等により左右されます。 再度、防虫金網を例に出しますと、網戸用は、0.2φの16meshの中では一番細い線径同じメッシュでも太い物で0.8φまであり、柔らかい網戸用に比べ、 板のような強度のあるものになりますので、見た目もぐっと変わってきます。 ここまで書きますと、「あまりにも種類が有り選べないと」思われるかと思いますが、 当社にて、経験上ご使用に際し、最適な平織金網を何点かお勧めしますので、御相談下さい。 最後に、『織金網』の中で、平織金網以外に、綾織・畳織があり、平織では出し得ない条件の網目形成の為に使う、織り方が有ります。