金網NOTEBOOK

金網製品に関する製作上の技術情報や
関連する加工や表面処理等の情報を、
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【No.51】 記事タイトル:ステンレス金網加工後の電解研磨

ステンレス金網製品(http://www.inadakanaami.jp/84465531/)を
線材やFBを使ってカゴやトレイを製作した後、溶接の焼跡を落とす処理として通常「酸洗い」や「電解研磨」をします。
「酸洗い」は、脱脂・溶接の焼跡取りには有効ですが、加工時の小傷を多少整えたりする効果はなく、また多少光沢が曇ります。
(元々ステンレス線材は多少光沢があるので、意匠として曇らす効果を利用する事があります)
「電解研磨」は、薬品槽に製品をつける事により、表面を一皮むく事により光沢を出すとともに溶接の焼跡取り効果と製作時等の多少の小傷を落とす効果があります。
光沢感は、鏡面程ではありませんが食事の際家庭で使用する、ナイフやフォーク位の光沢です。
ただサンダー目等の深い傷を取る効果は期待できませんのでご注意ください。
御使用目的が、化粧の場合別途研磨仕上(乾式)等の必要があります。
(金網の線材の交差部分は研磨できません)

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