金網NOTEBOOK

金網製品に関する製作上の技術情報や
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【No.9】 記事タイトル:金網の呼称 寸目(すんめ)

金網製品(http://www.inadakanaami.jp/84465531/)の平織の呼称で、
寸目(すんめ)で表する場合があります。
これは、古い表記のしかたで、真鍮・銅・亜鉛引の平織金網等、網幅が910mm幅(3尺幅)等、尺や寸の寸法表記が残っている物について、呼称される場合があります。
mesh(メッシュ)は1インチ(25.4mm)に対しての網目の数をさすのに対し、
寸目(すんめ)は1寸(30.3mm)に対しての網目の数をさします。
上記を対比すると、25.4:30.3で、インチに対し寸目は、1.192倍なので約1.2倍となりますので、
例えば、100meshの金網は、120目になります。 現在は、ほとんど商品がメートル法で換算された表記になっていますが、一部昔の尺貫法での表記が残っており、時々私共も戸惑います。
以下、尺貫法とメートル法の数値を記載します。
1尺 = 303mm
1寸 = 30.3mm
1分 = 3.03mm
1厘 = 0.303mm
22年前、私が当社に入社した時「真鍮の1分五厘の金網を3尺幅で5m」という注文を頂いて、
何の単位なのかさっぱり解らなかった事を思い出します。
ちなみに上記のオーダーは、3.03mm × 1.5 = 4.54 なので、4.5mmの開き目の
金網真鍮平織金網 0.7X5mesh(開目 4.38mm) 910幅×5mという意味でした。
現在でも継続品等で、上記のように呼称される事がたまにあります。

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