金網NOTEBOOK

金網製品に関する製作上の技術情報や
関連する加工や表面処理等の情報を、
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【No.15】 記事タイトル:金網の切断方法(織金網)

金網製品(http://www.inadakanaami.jp/84465531/)製品の織金網を切断する場合
通常細い(0.6位以下)線径の物は、ハサミで切ります。
ただハサミと言っても一般的に文房具店に売っている物より大きく、
刃と刃の間が少し開いた物を使用します。(線の太さによりハサミも変えます)
入社したての頃、このハサミが使いこなせなくて大変困りました。
一般的なハサミは、紙等を切る事が前提なので、刃と刃の隙間がなくすんなりと切れますが、
金網用のハサミは、切断の対象となる線の太さにあわせ、刃と刃の隙間を寄せて調節しながら切るイメージなので、狭すぎても広すぎても切れずに、急いでいる時にかなり慌てて切っていた気がします。
「○○とハサミは使いよう」とからかわれながらコツを掴めば、金網の網目は真っ直ぐ通っていますから、
ザックザック切っていかなくても、細い線径の金網なら、ハサミを押していくだけで、スーと簡単に切れるようになります。
余談が長くなりましたが、もう少し太い線径(1.0φから2.0φ等)は、ハンドシャーで切ります。
これは上刃と下刃が上下する事で線材を切っていく電動工具です。
寸法精度は、プラスマイナス3mm程度頂いておりますが、これは手切りである事と切断部にちょうど線材がある箇所であったりする事が要因です。
また、大量の切断品や精度の高い寸法をお求めの場合、抜き型をつくり対応出来ます。
他にスリッタ−加工で金網の幅を1本色々な幅で切断する事が出来ます。
『織金網工場画像』に掲載しています。

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